1000年に一度なんていう、大津波でまさか高田の町がなくなってしまうとは。夢にも思いませんでした。
正直、もとより海抜零の陸前高田中心街。大雨が降っては駅前が水浸しになり、リプルにファミマの裏通っていこうとしたら、大きな水たまりができてあやうく車が壊れそうな浸水っぷりだったりした、そんな高田町ですよ。
そりゃあ、あのクラスの津波がきたら、終わってしまいますよね。
私は、運が良いのか悪いのか。
実際の波が来ている様子を見ませんでした。
なので余計に呑気な考えなのかもしれませんね。
震災直後にメールをくれた、腹を割って話せる友人が亡くなったのですが。
正直、絶対にダメだ。奴は逃げなかったと直感的に思ったんですが、逃げてくれていないかなと、おもったものでした。
その自宅があったであろう場所にたまたま行く機会があって、そのときに。壊れた車を目の当たりにしたときにね、ダメだって本当に思ったんですよね。
おくやみにいって、ご位牌をみてもなんだかね、涙があんまりでなくて。自分って冷たい人間だなーなんて思ったり。したのです。
泣いてしまうことだけが、供養ではないんですが。
くやしいな、なんで逃げなかったんだ!!って思うのは本当です。
ただ、ここ最近、高田の町の中をよく車で走るのですが。
そのときに、いろいろ思い出されて、くるしい気持ちがあります。
震災のちょっとまえに、共通の友人、古本屋のおじさんとね、
人なんてあっという間に死んじゃうよ。
いつまで生きていられるかなんて、わからないよ。
なんて、話をしたばかりだったんで、友が死んでしまうことに関して、変な覚悟できていたのかもしれません。
いっぱいいっぱなまま仕事をしている状態なので、考えがまとまらないのかもしれませんね。
もっとおちついて、ゆっくり考えられるようになったときって、もっともっとくるしいのかなぁとおもうのです。
ただ、前を向いて先に進むことも大事なことだと思うので。
これからも、がんばっていきていこうと思うのです。

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